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2005/8/31

スーパーサウンドコーティング試聴会 IN コイズミ無線

前日の台風の影響か、試聴会の当日はあまり暑くはなくて助かりました。
8月21日(土)1時頃にコイズミ無線さんの5Fに到着し、社長さんやスタッフの方への挨拶もそこそこに売り場の一番奥まったところにある試聴コーナーで早速会場の準備に取り掛からせていただきました。
数年前にもコイズミさんのこの同じ場所をお借りしてMMスピーカーの試聴会を行ったことがあり、勝手は知っているのでセッティングは比較的スムーズにいきました。
SSC済みMM−151Sと151STを片側に、反対側に塗装無しのMM−151と151STをセットして左右を交互に鳴らして聴き比べてもらいます。コイズミさんオリジナルのバスレフBOXも片側だけをSSCを塗ったものを大小2組を用意しておきました。
少し遅れて川上氏も来られて、昨日手直ししてできたばかりの8cmユニットの平面バッフルスピーカー(実際には薄型バスレフBOXになりましたが)の試作機を始まる前に試聴しました。 これがまた素晴らしい音でセッティングのお手伝い頂いたスタッフの方も一緒ににこにこ喜んでおられました。
横30cm、縦60cm、奥行10cmの薄型の、普段は密閉型BOXですが、天板が外れるようになっていて、その天板を少し横にずらせばバスレフBOXに、全て外せば平面バッフルに近い音質になります。 ユニットはDIYの8cmですがフロントバッフルが広い面音源なので楽器が等身大に大きく聴けます。
会終了間際に、彩球オーディオクラブの戸張さんご自身が録音されたジャズ喫茶での生録CDを聴きましたが、バスドラムの音像の大きさには皆さん驚かれました。このBOXは川上さんのアイデアなのですがSSCを塗らないで聴くとまるでラジカセのような音だったそうです。あくまでもSSCが主役のスピーカーです。
今回は試作1回目です。これから手直しますが、気の早いお客様からもうその場でご予約をいただきました。

2時半頃にはもう7〜8名の方が椅子に座られて開会を待っておられましたので、30分ほど早かったのですが正式な挨拶もないまま、自然にSSCの試聴会がはじまりました。
試作の平面バッフルスピーカーを最初に聴いていただいている間にお客様がどんどん入って来られ、遅れて来られた方達は椅子が足りなくて売り場の通路で立ったまま、商品展示棚の間から覗くようにして聴いていただきました。

MM−151ST、MM−151S、コイズミオリジナルのバスレフBOXの順番に聴いてもらいましたが、お借りしたアンプが真空管アンプでモノラル変換できず、ステレオで片側づつ聴いても違いが解りにくい、と前席のお客様から指摘され、その方のご提案で左右のスピーカーを同時にステレオで聴いていただく方法にしました。音のセンターが音圧の高いSSCを塗ったスピーカー側に片寄るので、それだけでもSSCの効果を感じてもらえたはずです。 この方法で納得されたようにウンウンとうなづいておられた方も多かったです。

途中、予定してた休憩時間を無しにして、引き続き同じ場所でSSCの塗装教室をはじめました。 無塗装のMM−151Sに川上氏の指導の元、皆さんから交代で刷毛を握ってもらいました。
皆さん最初は怖そうに恐る恐る塗っておられましたが、意外と簡単だと解ると交代で楽しそうに塗っておられました。
最初は塗料の吸込みが少なく簡単なサイドバッフル部分を塗ってもらいました。
MDFの切断面部分がむき出しで吸込みの激しいフロントや天板、背面部分は塗り方にコツがあります。
SSCを少し少なめに刷毛に浸して、ほうきでサッサと掃くような感じで塗ります。
刷毛を止めずに早く動かします。刷毛を止めたた瞬間、MDFが吸取り紙みたいにSSCを吸い込みます。
今度はその部分を塗ってもらいましたが、やはり吸込みで刷毛が伸びず先ほどと勝手が違い皆さん手間取っておられましたが、「ほうきで掃くように」の指導で理解され、最後は皆さん上手くコツをつかんで帰られました。
5時半頃、閉会の挨拶もないままの自然解散でしたが、数名の方は最後まで残られて試作のSSC平面バッフルなどにご意見をいただきました。

今回は二人とも日帰りなので急いで荷造りを終え川上さん、戸張さんと私の3人で秋葉原駅近くの店で慰労会。
途中、近くのエンゼルポケットで行われていた江川三郎先生の江川工房に顔を出させていただきステレオ誌で発表されたアクリルスピーカーの江川バージョンを初めて聴かせていただきました。
最終の新幹線が心配で、その試聴もそこそこに、戸張さん常連の居酒屋「村役場」にて冷たい生ビールで乾杯。
途中、江川先生達も合流され、パソコンの話や昨年連れてってもらった六本木のバーの話などで盛り上り最終の新幹線に間に合うぎりぎりまで、そこで楽しい時間を過ごさせていただきました。

今回、ご来場頂いた皆様には心からお礼申し上げます。
次回は10月8日、9日の真空管オーディオフェアーに出展します。
会場の関係もあるので確定ではありませんが、ここでもSSCの塗装教室を開きたいと思っています。こちらでも宜しくお願いいたします。

3時過ぎころ。今回は告知が遅かったので、こんなに大勢来ていただけるとは思いませんでした。 川上氏の熱弁に皆さん引き込まれておりました。 SSCに関してどんな質問でも即座に答えてくれます。
「空気室の内側が一番大切ですよ」と模範演技。 水のように伸びる塗料に「なんだ、意外と簡単なんだ」
最後には1台のMM−151Sが塗り終わりました。 帰りに江川工房にお邪魔したら、私のためにアクリルスピーカー江川バージョンを鳴らしてくださいました。
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2005/8/27

第4回カーエンジョイフェスッテバルに参加して

今回で4回目を数えるカーエンジョイフェッステバルが福島県境に近い新潟県三川村スキー場の大駐車場を使って21日(日)に行われました。
昨年は水害で参加できなかったのですが、2年ぶりガレージ・TSさんと共同でテントを借りて出展しました。
昨年からなぜか8月の真っ只中に開催日が移動したようで、山の上とはいえカンカンと日が照りつける地獄のような暑さ。
出展者も参加者も殆んどの男性は首にタオルをかけたスタイルでした。

回を重ねるごとに参加するショップやメーカーが増え、今回はスペースの空きがなくデモカーのフィットを展示できませんでした。そこでアウトドア用のテーブルを用意して、友人から借りた12Vのバッテリーを電源に、CDウォークマンとデジタルアンプを使ってドアインバックロードスピーカーをテントの前で鳴らしました。
しかし、今回我々の展示スペースは人気イベントのコーナーから離れていた為、残念ながら聴きに来られるお客様が少なかったです。また、客層もずっと若く、どちらかというと、オーディオよりもドレスアップ部門や大音量ワゴンカーに興味のある方が主体で出展者として少しミスマッチな気もしました。
それにしても物凄い暑さ、まして多くのデモカーがエンジンを掛け続けているので、その排気熱もあり体調の悪かった私は初めからダウン。
少し離れた駐車場に停めていたフィットの車内へ避難し、クーラーを全開にして時々休憩していました。
ところがうっかりしていました。私より先にテーブル上に置いていたCDウォークマンが灼熱地獄に倒れました。
日陰に置いておけば良かったのですが、直射日光をもろに受けてカバーが触れないくらいの熱さになっていました。
冷やしても針飛び現象が直らず曲の同じところばかりをを繰りかえしてばかりで、とてもお客様に聴かせられる状態ではありませんでした。娘から借りたCDウォークマン、直らなかったら怒られる・・・・。

午後からは、弊社のホームページでこのイベントを知られたお客様が数名、ドアインスピーカーの試聴を目当てに来てくださいました。
その方たちには少し離れた第二駐車場までご足労願い、フィットの運転席に座って頂いてベース中心のジャズやポップスであるいはご持参のCDで聴いていただきました。
皆様が今までのカーオーディオの音との大差に驚かれておられました。
お客様が一番驚かれたのはドアの内張りが殆んど鳴らないことでした。
我々ホームオーディオ側の常識から言わせていただけば、ドア内張りがあんなに鳴っている状態で音楽を聴くことはとても考えられないことです。
吸音材、防振シートなどで徹底的に防振対策をされていても、内張りを手で触ればそこから音が出ているのは一目瞭然。
本来のスピーカーユニットから出る音に混じってプラスチックパネルやビニールレザーが一緒に鳴っているのである。
但し、それが鈍い音ながらも低音を倍増していることは確かですし、重厚感も出て若い人が好む低音重視の音楽ではかえって良いのかもしれません。「カーオーディオとホームの音は違う。カーは聴いてて楽しければ良いのですよ」と反論されたこともありますが・・・・。
カーにホーム並みの音質を望むのは、はなから無理と思っておられる方が殆んどと思いますが、このドアインスピーカーならホームオーディオを趣味とされる方でも十分ご満足いただけると思います。
ドアインバックロードホーン(トレードインバックロードBOX)は独立したエンクロージャー構造ですので音を後方に出しません。
従ってドアパネルの鳴きは最小限で、スピーカーBOXから集中して音が放出され、濁りのないホームオーディオに近い音質でドライブを楽しめます。MMスピーカーと同じく空気感の伴う、伸びやかなホーンサウンドが車内でも聴けるのです。

もう一つ驚かれたのは低音の出方です。
アルミダイカスト製のコンパクトなバックロードBOXはたった8cmのユニットからは考えられない低域が出ます。
しかもCDPやアンプが純正のままなので、運転席で信じられないと笑っておられました。
大出力のアンプで強制的に駆動したきつい低音と音質が異なります。
ホーンの増幅で拡がる伸びやかで自然な低音です。
ドアの純正スピーカーユニットを外して取り替えられるトレードインBOXタイプのスピーカーです。
カーオーディオの自作になれておられる方なら比較的簡単に取替えることができます。
あとはネットワークが完成すれば正式に全国に向けて発売できるのですが、いま少しお時間を下さい。

かき氷早食い競争、大音量音圧競争、ビンゴゲームなど、お客様を飽きさせない数々のイベントに、朝9時から夕刻の5時頃まで車好きの若者達を一日中会場に引き止めていました。
それにしても暑かった!

ドアインBHを展示用透明アクリルに入れてデスプレーしました。
下はサブウーハーBOX。
会場を取り囲むかたちでのショップコーナー。 殆んどが県内のショップ。ホームのオーディオ店に比べて大変な勢いを感じます。
大砲のような大音量。私には解らない世界。 前にいると内臓まで振動し、心臓が変になります。 ドレスアップ部門のカワイイ車。オーナーはきっと可愛い女性と勝手に想像。意外とヒゲ面の男だったりして・・・
カーシアター主体の車も増えました。 審査発表待ちのカーオーディオ部門の出展車。
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2005/8/23

 コイズミ無線さんで行う「SSC試聴会」の追加ニュースです。

今週土曜日に行われる東京秋葉原のコイズミ無線さんでの「スーパーサウンドコーティング試聴会」では開発者である富山の川上氏からじかにご説明させていただきます。
当日はMMスピーカーやコイズミオリジナルのバスレフBOXで、SSC済みと無塗装のBOXで音の違いを聴いていただきます。
耳の聞こえる方であれば全ての方が聞き分けられるはずです。
皆様の驚かれる様子を楽しみにしております。
会場にはMM−151S(75穴径)のフロントバッフルを何枚かご用意しておきます。
それを目前で塗ってお見せします。ご希望の方にお買い上げいただけるようにします。
勿論SSC塗料もご用意しております。
どうか大勢のご参加をお待ちしております。

以下、川上氏からのご連絡です。

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バッフル板がスピーカーに変身

上の写真は新企画のSSC塗装付きスピーカーです。
(サンプルですのでデザインは別途に......)

SSC塗装バッフル板は、音質をぐっぐっとアップさせる事をご存じと思います。
それではバッフル板をスピーカーにすれば......どうなるだろうか???
と興味が湧きますよね。
私(川上)は論理的に成り立つならば常に前向きにトライヤルです。
この結果を
8月27日「小泉無線さんで行う塗装教室」で試聴をして頂こうと準備しています。
仕様は60cm×30cm×10cmです。ユニットはDIYオーデイオです。
底面は1部空いたバスレフタイプ。
表板も裏板も3回塗りバッフル板です。
たった10cmの奥行きでどんな音が出てくるか!!!お楽しみに。

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2005/8/14

 イオンヒダスキ・ビアジョッキは完売しました。

ありがとうございます。お蔭さまで限定販売のイオンヒダスキ・ビアジョッキは完売いたしました。
ご紹介してすぐに予定の10台をオーバーしてしまいましたので、足りない分を急きょ追加で作ってもらいます。

明日14日は11時から4時頃まで営業いたします。
15日だけお休みを頂いて16日は会社に出たり入ったりしております。
もし来社されて留守だった場合は会社の入口に私の携帯番号の書いた紙を貼っておきますのでそこへご連絡下さい。いつでも近くにおりますので飛んで戻ります。
このシーズン、新潟などへ里帰りされる方や、近県に旅行に来られた方が、そのついでに当社に寄って行かれるケースが多いのです。
お近くに来られた際には是非お気軽にお立ち寄り下さい。

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2005/8/11

 イオンヒダスキのビアジョッキはいかが?

毎日暑いですね・・・・と書き始めるつもりでしたが、この2日間は雨でそんなに暑くない。
昨日はここ三条市がまた集中豪雨。
あちこちの側溝から水が溢れ、床下浸水が数件。雷で停電。挙句の果てに竜巻まで起きて数件の民家の屋根が吹き飛び、駐車中のトラックが80メートルも飛ばされて塀に衝突。偶然息子がその竜巻を携帯の動画に撮ったのですが、地元のテレビ局へ売ればよかったのかも。今日も雨のところが多いみたいですね。でも暑いと言わないと話が後につながらないので暑いことにしておきます。


毎日暑いですね
先週は38度以上のところもあったみたいで、モー大変ですね。皆様は暑さにはお強いでしょうか?
こういう日には家に帰って、風呂に入って汗を流し、クーラーの効いた部屋で枝豆や冷奴つまみにビンビンに冷えたビールを飲むのが一番の楽しみですよね。テレビを見ながら、あるいは新聞を見ながら、気兼ねのいらない我が家で.(いつまでも飲んでいると食卓が片付かないと、にらむ誰かさんには気を使うが・・・)この落着ける時間が生き甲斐なんです。その日の暑さを忘れさせ、また明日への活力になるのですよね。

会社と私の自宅は車で5分くらい離れた場所にあり、夕刻仕事が終わると、一旦家に帰り、食事をし風呂に入ってからまた会社戻ります。車で行き来しますので、最近はその楽しみな晩酌が家でできないのです。
会社へはその日頂いたメールのお返事を書くために戻るのですが、だいたい夜11時頃までかかります。
昼間はご来客やお電話などがあるので、夜の方が集中してメールを打てるからです。
その後、家に帰ってからビールを飲むこともありますが、寝る直前に飲み食いすると、どうも翌日の体調が良くないのです。
睡眠中に胃腸が活動するため、熟睡できないみたいです。胃ももたれます。
そこで、以前にも申しましたが、アルコール度0.5%のキリンモルトスカッシュを会社の冷蔵庫に入れておいて、休憩時間をつくり、カルビーのスナック、バーベキュー味などのつまみで会社でつつましく飲んでいます。
勿論全然酔えないのですが、それでも家にくつろいでいるような気分になれて満足できるのです。
アルコールが入っていないのなら、コーヒーかお茶でも良いみたいですが、やはりビールでないとダメなのです。
泡の出るビールでなければ晩酌の気分が味わえない。
(ちなみに、日本酒でもノンアルコールがあります。そのネーミングが素晴らしい「宴会気分」だそうです)
全種の低アルコールビールを飲みましたが、キリンが一番本物のビールに近い味。
これをイオン・ヒダスキの窯元、難波陶房さんから作っていただいた備前焼のビアジョッキで飲むと、泡がクリーミーでより本物に近い味になります。以前NHKで見たヒット商品の紹介コーナーで実演していましたが、、ビールの泡立てを良くするミニサーバーには先端にセラミック製のパイプが入っていて、セラミックには備前焼きと同じくミクロの気泡が多くあり、そこを通ることでビールがクリーミーに泡立つのだそうです。
元々セラミックとは伝統工芸の備前焼を工業製品化したものだそうで、特長は似ているのです。
パイプどころか、全面に気泡のある私の備前焼ビアジョッキの方がずっと美味しいはずです。
ヒダスキ・インシュレーターをご購入された方の中には、時々スピーカーから1個外してビールを注がれている方もおられるらしいです。

そこで今回、本来の音響製品とは関係ないですが、写真のようなヒダスキと同じ緋襷模様の入った取っ手付の備前焼ビアジョッキを難波陶房様のご好意で皆様にもお分けできることになりました。
イオン・ヒダスキと同じくマイナスイオンを発生しますので、なお美味しく飲めるはずです。
夏季限定で10個くらいの予定です。名付けてイオンヒダスキ・ビアジョッキです。
価格は1個5,150円(税込)です。お一人2個以内でお願いします。先着順でメールにてご注文お受けいたします。
イオンヒダスキ・ビアジョッキでより美味しいビールを飲みながら、音楽を聴いていただければ。

高さは11cm位です。 (写真上)
泡の細かさを比べるためにガラスのジョッキにも同時に注いでみました。この写真では見えにくいですがヒダスキジョッキの方がずっとクリーミーな泡立ちです。
ガラスジョッキの方はこの3分後位に、泡が殆んど消えてしまいました。
ワインを注いで3分くらい置いておくと、あの辛いピリピリ感がなくなり、まろやかな味になります。
イオンヒダスキ・インシュレーターです。
襷模様は一個一個をワラを巻いて焼いた為にできた跡です。

○ご住所:
○お名前:
○お電話番号:
○メールアドレス:
○ご注文機種:イオンヒダスキ・ビアジョッキ
○数量:
○お支払い方法: 銀行振込・郵便振替・代金引換払い

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2005/8/5

  SSCのライバル現る。 (続編)

そして土曜日。お約束の時間通りに車にMM−151STを積んで来られました。
漆は朱色ではなくて黒という事は聞いていましたが、想像していたピカピカした仕上がりではありませんでした。
サイドバッフルやフロントバッフル部分は吸込みが少なかったせいか、渋くセンスの良い色でしたが、フロントや天板部分などのMDFの切断面が出ている所はいっぱい漆を吸込んだようで濃い墨汁を塗ったような黒で異様な感じがしました。しかし、そこは最後に磨きをされる予定で、そうすると綺麗に艶が出るそうです。

早速2台並べてターミナルにコードをつなげて、パーカッションの多いジャズのCDを入れてみました。
音が出たけれども、さっきまでここで事務をしていた妻と、たった今この151STを車から降ろしてくれたKさんが戻ってこない。捜したら駐車場でKさんの乗ってこられた車を妻が見せてもらっていた。
その車はフォルクスワーゲンの旧ビートルで綺麗なブルーに塗り替えてあり、そのダッシュパネルには当社から以前購入されたT/BのW3-1231SHが綺麗に取付けてありました。地元のカーショップから取付けて貰ったとのことで、中々良い音で鳴っていました。

仕方なく私一人で聴いていたのですが、確かに音が変でした。アルテック204-8Aの、あの明るく乾いた元気さはどこへ行ったのか全くなくなっていて、しっとりとおとなしい落ち着いた音質になっていました。
あの独自のアルテックサウンドが全く消されていました。性格の突然変異!こんなことってあるんだろうか?
ジャズ向きのアルテックがクラシック向きのLC12Sになっている。この逆ならSSCで可能だが、塗装によって音がこれほど柔らかくなるなんて。
ハイハットの「ジューワーン」というゾクゾクとする金属音がこのユニットの得意ワザだったのですが、ハイハットに濡れ雑巾をかぶせたような湿気た音。
何でなのだろう?箱は変わってもアルテックはアルテック。ユニットはいじっていないので変わる訳がない。
箱がいや、箱に塗った漆塗装がユニットの音を変えてしまったのだ。

そういえば思い出しました。3年位前に作った試作品もそうだった。
それはMM−141Sをウレタン塗装でピアノブラックに仕上げて、フォステクスのFE83Eを装着したものでした。
下地の処理が悪くて塗装を何回も厚く塗り重ねた為と思われますが、大変素晴らしい音で、特にバイオリン等の弦楽器が素晴らしく繊細で綺麗。このユニットはそんな繊細な音のするユニットではないと認識していましたが、その変化に驚いたものでした。
本来、スピーカーユニットはもっと美しい音を出るように作られているのだが、それを取付けるBOXの塗装次第で良くも悪くもなるということは、このときに気付いていたはずだったのだが。
(ピアノブラックは手間がかかりすぎるという理由で塗装屋さんに断われた為、製品化を断念しました)

漆塗りのMM−151STに戻りますが、本当にアルテックがLC12Sのキャラクターになっている。
まだ二人は外でワーゲンで盛り上がっていた。
試聴CDを私お気に入りのクリスティーナ&ローラーのチェロとバイオリンに入れ替え、目をつむって音の出るのを待った。
「シティ・オブ・ドリーム」弦楽器の音を試すときに良く聴く曲。
最初、右側からチェロの演奏がはじめる。心地良い、いいじゃないか。ゆったりとした気分になれる。
こんどは右からオクターブ上がってバイオリンが輪唱のように追いかける。これも良い。次はピアノ。
体が測定器。感動で顔の皮膚がヒリヒリと反応する。腕がザワーと鳥肌寸前。
アルテックのCF404-8Aならまだしも、この204-8Aはこういう音は絶対出ないはず。
漆を塗ったことでユニットの音がガラリと変わってしまう。不思議な現象でした。
SSCはクラシック向けのLC−12Sがジャズも聴けるように鮮明になります。
漆はその逆のようです。
SSCは浸透して内部で石のように硬くなる性質ですが、後で塗装屋さんに聞いたら、漆は浸透して中で柔らかいまま
固まるのだそうです。それで柔らかい音になるのです。
塗料によって箱の強度を出して共振を止め、音質アップをするのがSSCも含めて一般的だが、塗料によって箱の響きを柔らかくすることも可能なのですね。
ただ、これは吸込みの多いMDFだけの現象かもしれませんが。

漆仕上げのMM−151ST。スタイルは重厚で存在感がありますね。この後磨かれるそうで、磨き終わったものも見てみたいですね。 ユニット用SSCを塗った204-8Aに取り替えました。コーン部分が光っています。そこを指で叩くと紙でもないポリプロとも違う音がします。

試聴の最中、ワーゲン談義を終えた二人が入ってきました。
入りながら「あれ、今どれが鳴っているの?良い音だねー」と妻。
「Tさんのだよ」
「へー、何にも変な音じゃーないじゃーないですか。ロイーネみたいな音がする。こんな音よほど良いユニットじゃーないと出ませんよ。クラシックは最高だと思いますよ」
と言う妻に
「でも僕、クラシックは全く聴かないから・・・・。ボーカルもののポップスが主で、あの歯切れの良いアルテックが好きだったのに、全く変わってしまって、長谷川さんどうすれば元に戻りますか?戸澤さんのレゾネーターでも何でも買いますから」
と言われたが、「これは名機ですよ。直すなんてもったいない。多分これ欲しがる人は何人もいますよ。
私も欲しいくらいだ」と説明してもやはり元に戻して欲しいといわれる。
レゾネーターを入れる、ヒダスキを敷く、などの対策では直るわけがない。
やすりをかけて漆部分を削り落とすしかないが、折角お父様が漆かぶれ防止のため長い手袋してゴーグルまでかけて2ヶ月もかかって仕上げて下さったものを削り落とすなんて、申し訳なくて薦められるわけがない。そんな親不孝はとんでもない。
これを私が買い取って新しい物と交換してもらおうかと考えていたとき、同じ204-8AユニットにSSCを塗ったのがあることを思い出した。
この2週間くらい前に富山の川上さんに言われて塗ってみた、ユニット用SSCを塗った最初のユニットでした。
これで直る、と直感的に感じました。
SSC済みの204-8Aは更に鮮明な音が出ていたので、これで多分足し引き同じにる。

早速ユニットを付け替えて、Tさんの持参されたCDで試聴。
結果、Tさんは大満足。その後、テーブルの下に置いてあった、SSCユニット用の試作品をお見せしたら、この試作品でよいから是非売って欲しい。帰ってからすぐにでも塗りたいと言われ、ブルーのワーゲンにMM−151STを2台積まれて、そのユニット用SSCを助手席に置かれて新潟市まで急いで帰られました。
一週間後くらいに電話を頂き、ユニットを5回塗りしたら(ユニット用SSCは塗り過ぎて失敗しないように薄めに調合してあります)長谷川さんの所で聴いた音と同じになって満足しています、との報告がありました。
それにしても、エンクロージャーに塗る塗料によってスピーカーユニットの音が面白いようにガラリと変わる。
川上さんとも、ことあるごとによく言っているのですが、エンクロージャー自体が振動板なのだと言っても過言ではないのでは。
本当にKさんの事例で良い勉強になりました。

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