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2005/10/29

MM-131SSを限定販売します。

「企画中の商品」のコーナーでもお知れられしてありますが、新作MM-131SSを10セット数量限定で販売いたします。
以前から「MM-のSシリーズよりも更に小型のバックロードを作って欲しい」とのご依頼を頂き企画していたのですが浮気心が出ていつのまにかその企画がアクリルスピーカーにすり替わっていました。

MM-131SSは8cmユニット専用で、箱としては完成した状態の自作用エンクロージャーです。
MDF製で無塗装仕上げです。
フォステクス、DIY、T/Bなど15種類ほどもある各メーカーの8cmユニットからチョイスできます。

価格は1ペア 25,200円です。
●MM-131SSのご予約をお受けします。
ご注文は下記をコピーしてメールにてお送り下さい。

○ ご住所:
○ お名前:
○ お電話番号:
○ メールアドレス:
○ ご注文機種:MM-131SS
○ 数量: セット
○ お支払い方法: 銀行振込・郵便振替・代金引換払い
  *お支払い口座はこちらを参照願いします。

メール

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2005/10/17

WE755Aとの再会

通称「パンケーキ」と呼ばれているユニット、ウェスタンエレクトリックの755A。
現在はペアで50万円前後で売られている貴重なビンテージユニット。
このユニットを数年前にハイブリッド・コンクリートスピーカーWCW200に入れて東京のMさんに納品したことがあります。755AはMさんから預かっていたものでWCWに取付けを依頼されていました。
完成後の発送前には勿論試聴をしてからお送りするわけですが、名機と言われているこのユニットとWCWとの組合せを聴き、そのあまりの感動に納品するのが惜しくなり、その日の内にお送りするという約束をしたことを後悔しました。とにかく他のユニットとは全く違う感動があるのです。
弦楽曲の試聴に良く使うヨーヨー・マの「踊り明かそう」を何回聴いても同じサビ部分で鳥肌が立つのです。 ゆっくりと弓を引く、消え入るような高域部分です。体に染み入る何とも繊細で美しい音にゾクゾクとしました。
その音が消えた後、一挙に登り坂、元気良く荒々しく弾く盛り上がり部分ですが、ここも素晴らしい。 弓が、弦の1本1本が、弦を押さえる指が、そして素晴らしい技巧がまるで見えるようでした。 息使いもリアルで2本のスピーカーの間にヨーヨー・マがチェロを構えて椅子に座っている錯覚を覚え、まるで私一人のために演奏してくれているという、そういった感動でした。

勿論WCWエンクロージャーの性能もありますが、音の綺麗さ、解像度、音楽性など他のユニットと全然違っていました。
いつかは私も手に入れたい憧れのユニットですが、運良く9月にこのユニットと再会することができました。 MMのオーナーの長野のSさんが3連休に所有の755Aを持参して遊びに来られたのでした。
目的は既に仮注文を頂いている開発中のフラットスピーカーにその755Aを入れての試聴でした。
先日の球音聴の会で使ったフラットスピーカーのアルテックCD408-8Aを取外し、それに755Aを付けましたが、残念ながら755Aの奥行が少し長く尻がつっかえて入らない。
もう1〜2mmくらいフラットスピーカーに奥行があればと一旦あきらめかけましたが、折角持参して頂いたのだし、私も聴きたい。尻がつかえたまま無理やりネジ止めしました。フランジが数ミリ浮いている状態です。
最初ジャズを期待して聴いたのですが、ユニット取付けが完全ではないせいか特別どうということはない。
やはりWCWコンクリートホーンとの組合せでないと、あのときの音は出ないのか。
ところが、次にあの時と同じヨーヨー・マのCDをかけて納得。 やはり消え入る弦の音で全身の皮膚にピリピリと電流が走りました。やはり違っていました。
このCDは測定器として私の体とセットになっていて、弦楽器の試聴の時に良く使います。 音が悪いと全然体に電流が走りません。良いと感動で頭蓋骨の皮膚にしびれが走ります。
ところがこの時は足の先まで全身に電流がはしりました。久しぶりの体験でした。
こんな素晴らしいユニットを今はもう作れないのでしょうか?
作れても商業ベースに乗らないからなのでしょうか?
アルテック日本代理店のバラッドさんに頼んだことがあるのですが、やはり他にも同様な依頼があるようでアメリカの本社には伝えてはあるそうです。
もし再製産できたら夢のようですね。
この貴重なユニットはご予約頂いているSSCフラットスピーカーに取付けて頂けることにほぼ決まりました。

前の右側が755A。感動をもう一度 4年ほど前に製作したWE755A装着のWCW-200。出荷時、手放すのが惜しく、いつまでも演奏を聴いていたくて、荷造りしたくなくて宅急便には一番最後に集荷に来もらいました。
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2005/10/12

真空管オーディオフェアー出展報告

10月8日のフェアー初日、心配していた天候もまあまあで大勢のお客様からご来場いただきました。
180センチ幅の会議用テーブルを二の字に並べて白いクロスをかけた簡単な展示台を使うのですが、試作フラットスピーカーも含めて合計7セットのスピーカーがそこに収まる訳が無く、一番大きなMM−161Tはテーブル両脇に床直置き、それでも置ききれないスピーカーはテーブルの前の床に置いて飾っておきました。
開館の10時過ぎてもお客さんは我々の部屋には殆んど入って来られません。それもそのはず、皆さん2階の即売場で掘り出し物探しに夢中だからです。これは毎年恒例なので出展者も解っており、その間各社は音調整に集中されていました。

11時丁度から各社10分づつの試聴がはじまり、まず当社が一番。その後時計回りで順番に行います。
各社の前には椅子が9脚づつ置いてありますが、始った時点ではお客様は5人くらいしか座っておられない。
最初は中国琴のCDでMM-151Sの無塗装とSSC済みを左右でモノラルにして片チャンづつ聴いていただき、その後アクリルスピーカー、MM-161Tそして試作品のフラットスピーカー2種をたった10分間で聴いていただきくのですが、10分と言うのはあまりにも短くて時計を見ながらCDを交換したり、スピーカーケーブルを差し替えたり大忙しです。説明をしていると試聴時間がなくなり、説明をしないとスピーカーの特長を知っていただけない。
試聴曲もサビ部分の盛上りに入らないうちに止めてCDを入れ替えなければなければならず、早口で慌てて喋るので新潟弁丸出し。意味通じただろうか?
今回の中で一番大型機のMM-161TもSSCを塗ったタイプで、弦楽器の得意なLC-12Sを取付けたのものでした。
SSCの効果は素晴らしくてLC−12Sの本領をさらに発揮、諏訪内晶子のバイオリンや透き通るようなボーイソプラノは鳥肌ものでした。
知らない間にお客様が椅子席を取囲むようにして大勢立って聴いておられました。
入口ドアをオープンにしてあったので通路にも音が拡がり、綺麗な曲、澄んだ音質に吸込まれるようにして入って来られたようです。

最後に今回目玉のフラットスピーカーの試作品。2セットありましたが、ぎりぎり間に合ったダイヤトーンのP610を取付けた方を主に鳴らしました。ダイヤトーンのP610はどちらかと言うとクラシック向きの優しい音質で、ジャズやロックなどは苦手なはず。
それをあえてニューサウンドカルテットの「サマータイム」やゴンチチの歯切れの良いアコースティックギターで鳴らしました。
さすが名機、P610を持っておられるお客様は多くおられ「僕のP610と全然違う音だ。ジャズが聴けるなんて驚きだ」と皆様不思議そうに聴いておられました。

10分ぴったりで終了してお隣にバトンタッチ。1時間後にまた順番が廻ってきます。1日この繰り返しでした。
待ち時間の間にはお約束の塗装教室を開きました。
厚み18mmのMDFの板を6cm角に切ったものを200個ほど用意しました。それをお一人4個づつSSCをご自分で塗ってもらい、それをCDPやアンプなどのインシュレーターとしてお土産に差上げました。 これは富山の川上さんのアイデアでしたが大好評で最後には木片が無くなってしまいました。

2種のフラットスピーカーはまだ試作段階。
歯切れの良いP610に皆さん???
椅子席を取り囲む様に多くのお客様。SSCの爽やかな音質に自然に足が止まるようです。

初日の午後来られて、じっと私達の試聴をされていた東京の友人に、運営のコーディネートがなっていないと厳しく言われました。
「第一に商品の説明の看板が全く無い。MMスピーカーが完成品なのかキット品なのか初めて見る人はそれさえも解らない。
重ねて作るバックロードのアイデアの説明もしなくて、突然塗料の話をしても意味が解らない。たった10分しかない時間にあれもこれも中途半端に聴かされても、各スピーカーの良さが解らない。長谷川さんは売ることに関しては下手だなー」この友人はテレビ局関連の仕事をされているので、こういうことには詳しく、私達のやり方に歯がゆく思われたのでしょう。よきアドバイスを頂き、早速翌日からやり方を変えました。

曲は2曲くらいで、スピーカーも1回につき3セットくらいに絞ってゆっくりと聴いていただきました。
昨日まで聴き比べしていた無塗装のMM−151Sを分解して、手で持って見せながら重ねて作るバックロードの説明をしました。
「へー、なるほど。良いアイデアだねー」とあちこちで声。このフェアーは常連で出ているし、MMキットは専門誌で何回も記事にされているので皆さんもうご存知と思っていましたが、全くの勘違い、まだまだ認知されていないのが良く解りました。
10分の試聴が終わると必ず数人の方が残られていろいろ質問されました。
やり方を変えたせいか、その数は初日よりずっと多かったです。
5時が最後の演奏でしたが、賑やかな吉田兄弟の津軽じょんがら節をかけて終わりにしました。

いろいろ反省点も多かったし、お客様への対応もこれで良かったのか不安が残りましたが、途中からですが、まあ上手く運営できたのではないかと自己満足しております。
当日のお客様から頂いた貴重なご意見を今後の製品作りに生かしたいと思っています。
来年はもう少し奮発して、より条件の良い小間で聴いていただきたいと思います。
ご来場頂いた方には心から感謝いたしております。

試聴が終わるとSSCコーナーの川上さんは大忙し。
2階の即売コーナーです。
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2005/10/7

真空管オーディオフェアー

明日からの真空管オーディオフェアーは昨年とは運営方法、会場設定が大きく変わっています。
我々のリスニングルームは今までずっと2階の大会議室で行っていましたが、今年は4階と5階の小さな会議室に分散して行われます。ハセヒロオーディオは5階の会議室です。そこは6社合同の部屋で1社づつ交代で10分間づつの試聴です。

その空いた待ち時間の50分間をどうするか?
できたらSSCの塗装教室を行いたいと思っています。
MDFの端材を多めに用意してありますので、ご希望者から実際に刷毛でSSCを塗って頂き塗装のコツを掴んで頂ければと思っています。但し、他の出展社に迷惑がかかるようだったら中止します。現場の環境、雰囲気を見て当日決断したいと思います。

MM−151Sでスーパーサウンドコーティング済みと未塗装の場合の音の違いを聴き比べていただきます。
他にはSSC済みMM−161T(LC−12S)、アクリルスピーカー、MM−131SS(試作品)を聴いていただきます。ぎりぎり間に合った試作のSSC−フラットスピーカーは8センチと16センチの2セットです。
8センチはDIYユニット、16センチはダイヤトーンのP610を取付けました。
各種をたった10分間で聴いて頂くのは神業かもしれませんが、SSCの開発者である富山の川上さんからもお手伝いして頂けるので何とかなると思います。
SSC塗料やSSC−フラットスピーカーに関しての説明は川上さんが行います。
会期中、関東地方は曇りの予想ですが、会場内はいつもアンプの熱とお客様の熱意で熱気ムンムンです。
どうかお誘い合わせの上、秋の一日をごゆっくりお楽しみ下さい。

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2005/10/3

会社の軒下でのダッジオーブン、燻製パーティー

1日(土)は三条工業会の休日カレンダーに従って工場を休みませんでした。
試聴室は年中無休状態に近いですが、工場は月1〜2回くらいが土曜日も稼動です。
この日の午前中は私も機械につかまって仕事をしていて、午後からは、今週末からの真空管オーディオフェアーで配るカタログを印刷したりしていましたが、午後一番に新潟市のKさん(漆塗り151STのオーナー)から、これから伺っても良いですか?と電話。
到着したら長谷川さんにある物を作ってあげたいから、会社の軒下を貸して欲しい、とのこと。
「先日、長谷川さんにお会いしたときに、少し落ち込んでおられたから、ある物を作って元気を付けてあげたい」
何で落ち込んでいたのか、私自体はもうすっかり忘れていましたが、Kさんはそのことを気にかけていて下さり、車で1時間はかかる新潟市から愛車、ブルーの旧ビートルで来社されました。

軒下で私に何かを作ってくれる?・・・・。まさか漆塗りでも始るのか?
到着後、ビートルから運び出されたものはダッジオーブン、コンロ、木のチップなどのアウトドア用品とチーズなどの食料品。これで燻製を作ってノンアルコールビールで一緒に飲もうとのこと。
道路に面した軒先に並べたダッジオーブンにアルミホイールを敷いて、網の上にウインナーソーセージ、サーモン、チーズをきれいに並べて蓋をし「長谷川さんがこれで元気になってくれれば」と言いながら慣れた手つきでコンロに着火。

「このブルーのビートル、誰の?」と、偶然車で前を通られた私の知り合いがそこへ飛び込み参加。彼は大の車好きでしかもオーディオマニア。
燻し上がった料理を食べながらビートルやポルシェの話で初対面とは思えないほどKさんと意気統合。二人とも古い水平対向エンジンの車がお好きなようで、私もそう。同好の趣味と解るとすぐ親しくなれる。
我家初代のマイカー、スバル1000の話やシトロエン2CVなどノスタルジックカーの話で盛り上がりました。

とはいっても、工場の中では社員が仕事をしている。いくらノンアルコールでも仕事中に社長が外で宴会。社員の目が少し気になったが寛大な社員は解ってくれただろう。
宴たけなわの最中に偶然来られた球音聴の会のメンバーのYさんを無理やりゴザに引きずり込んで、4人。時々オーディオの話になり、水道工事の告知に来られた現場監督までもがオーディオ談義に参加され、お蔭で思いがけないアウトドアタイムを楽しめました。

私を心配して道具持参で来て下さったKさんとは、これからも友人として長いお付き合いができそうです。Kさんだけではありません。
このオーディオの仕事をしてからは年代の差こそあれ、本当にお仲間として長くお付き合いさせて頂けそうな方達が増えました。
多分、私がオーディオの仕事を厳正なビジネスとして捉え、ガラス張りの立派ななショールームを作って、背広姿でカッコ良く「いらっしゃいませ」なんて言ってたら、そうは行かなかったと思います。
そう自分に言い聞かせ、当分は汚い工場の片隅の狭い試聴室で我慢しなくては。

ダッジオーブンで燻製が作れるんですね。 これなら私でも作れそう。 小雨の降る肌寒い日でしたが気分は上々。 皆さんも本当に楽しそうでした。
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