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2005/12/26

遅れに遅れて・・・

SSC薄型平面スピーカー、デジタルアンプ、MM-131SSなど開発中の商品の発売が遅れに遅れて結局年を越してしまうことになってしまいました。
お待ち頂いておられる方には本当にご迷惑をお掛けしています。
SSC薄型平面スピーカーはNCマシニングのプログラムが出来上がり、只今組立て説明書を製作中です。
これができ上がれば新春早々にもご予約お受け致します。

デジタルアンプもお客様には呆れられるほど大幅に完成が遅れてしまいました。
11月初めにやっと透明アクリル製のケースが完成したのですが、そんな矢先にタイミング悪くボリュームなどの部品を一括に調達していた新潟市内のパーツ屋さんが一時店を閉めてしまって部品が入手できなくなっていました。
この店がテナントとして入居していたダイエー新潟店の閉鎖が原因でした。
そのダイエー新潟店は開店当初、日本一の売上げをした月もあったほどの繁盛店だったのですが、近年は見る影もなく、階によっては休日でも店員とお客の数がどちらが多いのかわからないくらい空いていました。
ダイエー閉店の情報を聞いてすぐに店に駆けつけたのですが、既に必要な部品が品切れで取寄せにも対応してくれませんでした。ここは県内で一番大きなパーツ屋さんで秋葉原に行かなくても電子パーツは大体揃うので大変重宝していました。
急きょインターネットなどで調べて他の通販店を捜したのですが、一部の部品だけがどうしても見つからず、それで遅れていたのですが、それも解決し、どうにか年明けにはご予約お受けできると思います。
近日価格などの明細を発表させていただきます。

以前、数量限定で販売させて頂いたMM-131SSもキット品と塗装済完成品の2種で発売予定です。

この他にピアノブラック塗装の完成品スピーカーも試作を開始しました。
これはMM-141Sをベースにしたもので、T/BW3−583SAを取付けた、弦楽器の大変美しいスピーカーです。
ウレタン塗装を丁度、糖衣錠の糖衣部分のように厚く塗り重ねたのが特長で、スカッと、にじみの無いボーカル。胴突きの後に響く美しい胴鳴り、ピアノの音は正にピアノそのものです。
これは是非上質な真空管アンプで聴いて頂きたいスピーカーです。

以上のように作りたい商品は山ほどあるのですが、私共の段取りが悪く、どれも前宣伝ばかりが先行して申しわけありません。
1点、1点の商品の発売に注力して年明け早々からも頑張りますので、発売を心待ち頂いておられる方、いま少しお時間下さい。何卒宜しくお願いいたします。

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2005/12/10

ミニコンサートで迷演奏

以前このページに書きましたが、昨年の暮、偶然安く手に入れたバイオリン。
最初の頃は付属のテキストを参考に我流で弾いてそれなりに楽しんでいましたがある日、弦が1本切れたので市内の楽器店に買いに行きました。
その店では以前から楽器のレッスン教室も行っており、そこに今までなかったバイオリン科が新設されて、丁度その生徒を募集中でした。
タイミング良く来店した私に女性店員から入会を薦められ、迷いながらもついその気に。
この私がそのバイオリン科の最初の生徒になったのでした。
1月から月に2回のレッスンを続け、ようやく1年になろうとしていますが、今のところ結構面白くて飽きずに通っています。
もともと弦楽器の音が好きで、チェロかバイオリンを自分で弾いてその音を楽しめたら良いだろうなー、と日ごろから思っていました。
バイオリンなら小型なので会社にも持って行って暇なときにも弾ける。そんな手軽さも良かったので・・・・
レッスンが進むにつれて最近は練習曲がだんだん難しくなってきましたが趣味として焦らず長く楽しんで行きたいと思っております。
家族にはノコギリ弾きが始まったと嫌われ、部屋を追い回されていますが・・・・

最近気が付きましたが、バイオリンはその日の天候によって音が良かったり、ひどい音だったりします。
雨降りの日はやはり湿気っぽい音で響きが鈍いです。
またオーディオと同じで弾く部屋が畳やじゅうたん、フローリングなど、環境によって結構音質が変わることにも気付きました。
先生も言われていましたが、なぜか、畳の上で弾くと響きの痩せた、一番ひどい音に聴こえます。

その店の主催で毎秋開催されているらしい、生徒を対象としたミニコンサートがあり、日ごろの練習成果の発表の場として行われているとのことで、私にも出ないかと先生からお誘いがありました。
しかし、まだとても人前で披露できるような腕前ではないので「とんでもない」と辞退しましたが、後で考えたらそういう励みになる目標があればもっと練習に熱が入るのでは?と思い、「長谷川家の恥じ」と反対する家族を尻目に、思い切って参加することにしました。

殆んど身内だけのコンサートで、皆同じような初心者と聞き、1、2曲に絞って練習すれば何とかなるだろうと、約1ヵ月半、同じ曲ばかり集中練習してその日に挑みました。選んだ曲はヴィヴァルディの「四季」の春と「ムーン・リバー」。
四季はアップテンポの曲だが早い曲の方がかえってごまかしが効く。
スローなムーンリバーの方が難しい。ゆっくり弓を引くときに少し緊張しただけで弓が震えて小さなバウンドを繰り返して止められない。
先生の前でも少し緊張しただけで震える。まして身内とはいえ20〜30人を前にして弾いたらきっとそうなる。
それだけが不安でしたが、「そうなったらそうなったで良いではないですか」と先生に励まされて当日を迎えました。

バンド演奏、フルート、サクスホーン、アコースティックギター、ボーカル、そして私のバイオリン。
皆、開演前に1階のロビーで練習していたので、私も音の混じらない裏玄関の静かな場所で充分練習して自信をもって本番を待ちました。
若いグループのバンド演奏が最初で、続いて踊りのパフォーマンスを交えて歌った男性のボーカル、フルート、ギター演奏とボーカルのグループ。
皆さん上手く演奏されていましたが、やはり緊張で普段通りにはいかなかったみたい。
そして休憩を挟んで私の番。聴いているお客様は参加者とその家族、友人のみ。
やはり殆んど身内みたいだったので緊張もなく上がっていないつもりだったが・・・・

司会者の紹介でステージに立ち、弓を構えて、先生の弾くキーボード伴奏(録音)の前奏をしっかりと聞く。
日ごろの先生の教えを思い出しながら弾き始めた「四季」は少し萎縮して弓の引き幅が少なかったが元気良く弾けたので、自分なりにまあまあ納得できる出来だったと思いました。
しかし2曲目のムーンリバーでは緊張はしていないつもりでしたが、心配していたように最初から弓が震えてしまい、ひどい演奏になってしまいました。
「この曲は面倒だ、間違うかもしれない、間違ったらどうしよう?」と演奏前に考えてしまい、自信を無くしたせいか手が震えてるわけではないのに僅かな心の動揺で弓がバウンドする。
ゆっくり弓を引き、気持ちよく音を伸ばすこの曲のサビの部分なのに、弓がリズミカルにバウンドする。
丁度弓がバネのような効果を発揮するので一度バウンドするとなかなか止まらない。
まるでショックアブソーバーのない車のように・・・・
ムーン・リバーに豊かなバイブレーションが加わった。
弓の引き幅も少なかったので音が小さく、伴奏の音にかき消されて良く聴こえなかったみたい。
一番難しい曲を選んだのかもしれない。
仕事柄大勢の人の前で話すことが多いので、舞台度胸はあるつもりでしたが、楽器の演奏は別ですね。
あれだけ練習したのだから平常心で弾けたら絶対上手く弾ける自信があったのに、無念!
プロの演奏家だって演奏前に夫婦喧嘩でもすれば心が乱れ演奏にも影響するのでしょうね。
多分、演奏前には心のスイッチを切れ変える、プロなりの要領を会得されておられるのでしょう。
いや、それ以前に日ごろから心が平らで豊かでないとプロにはなれないのでしょうね。

終わってのインタビューで司会者が「こういう場を最低3回は経験しないと、」とフォローしてくれました。
来年には自信を付けてもう一度チャレンジしたいです。
「まーだ懲りない」と家族に言われているが・・・・

会場は市内の青少年センターの音楽室。ボーカル、ギター、ベースでDriver's High。
防音上、ドラムが禁止なのが残念。
フルート科の生徒さんはメヌエット(ヨハン・クリガー)とエーディルワイス。
変曲「ムーン・リバー」を演奏中の私。
ヘンリー・マンシーニもビックリ!
このあとのトークはピカイチだった、と友人。
10歳の女の子が大きなサクスホーンを心地良く吹いていました。映画スウィングガールに刺激されたのがきっかけとか。
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2005/12/7

お借りしたアルニコ20cmユニット3点を試聴しました。

あるMMスピーカーのオーナーさんからアルニコ磁石の20センチユニットを3種類お借りしていました。MM-191Tに取り付けての試聴をお勧め頂き長期にお預かりしていましたがなかなか落着いてその試聴ができなくてレポートが今日になってしまいました。
全てビンテージユニットでユニット裏側の刻印によるとSUBA、Ruf、そしてテレフンケンの8インチユニットです。
振動板は全てコーン紙、アルニコ磁石は小さく、金属プレス製のフレームも薄くて、持つと頼りないほど軽い。
1セットづつ順番にMM-191Tに取付けて聴き比べてみました。

最初にSUBA・・・ピアノが力強く質感が上質。音ににじみがなくコントラストが強い。全体に音がきらびやかな印象。高域は苦手なようでバイオリンの高域は延びきらず悲鳴音。しかしボーカル帯域はふくよかで温かく優しい。この辺がビンテージユニットの魅力ではないでしょうか。
レンジは狭いが音楽は現在のユニットよりも十分楽しめると思います。
音圧はアルテック409-8Aより更に高く、アルニコ独自の美しく上質な音質です。

Ruf・・・SUBAとは逆に渋い音でピアノに響きが少ない。音に深みが少なく平坦。
でもやはりアルニコ、弦は綺麗。
どちらかと言うクラシックよりとジャズ、ポップス向きで、この手の音楽はスカッとヌケが良い。

テレフンケン・・・SUBAに似た音。コーン紙の絞りの深いこのユニットが一番気に入りました。
絞りが深い分、振動板の表面積が広く、そのせいだと思いますが、もっと口径の大きいユニットで聴いているような余裕のある音で耳に優しく安心感があります。
低域は出すぎるくらい十分に出ます。バイオリンの高域も美しく伸び、3点の中では一番ワイドレンジでオーケストラも余裕を持って聴けます。

以上がアルニコ・ビンテージユニットを聴き比べた簡単な感想ですが、やはりアルニコのユニットは良いですね。フェライトに比べて音に雑味がなく絹のように滑らかで音楽が体に染込んで来るような、そんな感覚です。
今回、改めてアルニコ磁石の魅力を再認しました。

今回の試聴に触発されて、保管してあったフォステクスのアルニコユニットF200Aを久しぶりに聴いてみました。
国産で唯一の貴重なアルニコフルレンジユニット(姉妹品F120Aあり)です。
このF200Aは以前、MM-191Tに取付けて試聴したことがあります。しかしバックロードに向かないユニットなのか押出し力が足りず、音が平坦で抑揚のない音だったのでMMスピーカー用としてはあまり皆様にお勧めしていませんでした。
そこで今回試しに、より輻射効率の高いコンクリートホーン・WCWの箱にアルテックCD408-8Aを外してこのユニットを入れてみました。
残念ながら穴径が小さすぎて完全には取付けできませんでしたが、コンクリートホーンの開口部からは芯のある低音が出てきました。やは全体にソフトな音質ですが抑揚、コントラストも今度ははっきり出てきました。
やはりアルニコユニット、フェライト磁石に比べ大変音色が美しいです。
以前WCWに使っていた今は幻のユニット、ロイーネRA160の代わりになるかも知れません。
ただ、1ペア8万円もするのでWCWに入れるとペアで33万円位の価格になりそうです。
これだけ高額だと作っても買って頂ける方がおられるかわかりませんが、ハセヒロのフラッグシップとして会社に飾って置くだけでもいいのかなーと思っております。

上、左側がSUBAのユニット。
上、右側がRuf。
上記写真がMM-191Tに取付けた
テレフンケン。
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