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千葉県佐倉市 T様 UMU-131XSを購入されて。

前略  UMU-131XSを注文しました千葉県佐倉市在住のTと申します。
製品は先週の木曜日に確かにお届け頂いております。誠にありがとうございました。

さて、お届け頂いたUMU-131XSの感想を申し述べます。

セッティングは幅140cmの32インチパソコンモニタを設置してある机の空いているスペースに丁度納める事が出来ました。
エンクロージャーもバッフル面積も小さいですが、搭載しているフルレンジユニットも極少で、最初に手にした時にはその小ささに驚かされました。
パソコン用のニアフィールドリスニングに最適かな、と最初は思っていました。

このようなマイクロスピーカーからどのような音が出るのか、バックロードホーンはもちろん、フルレンジユニット1発のスピーカーの経験はBOSEのものしかありません。
特に手持ちのBose Companion 2 Series IIIはパワードスピーカーではありますが、エンクロージャーの大きさも搭載ユニットも似通った造りなので、興味津々でした。

そして、UMU-131XSから出て来た音は、完全にBOSEを凌駕していました。
Bose Companion 2 Series IIIはアンプ内蔵スピーカーの効果で再生帯域を伸ばしており、特に低域の再生には驚いたものです。
しかしながらUMU-131XSはフルレンジ1発のパッシブスピーカーですのでBOSEのように低域の再生に誇張された不自然さが全くなく、UMU-131XSの聴感上の再生帯域の広大さと低域再生の力強さと豊かさには驚くべきものがありました。
ニアフィールドリスニング用のパソコン用スピーカーの領域を完全に越えていました。

私はデスクトップ再生にはVienna AcousticsのHaydn GSEを使っていますが、無伴奏のバロックリュートやクラシックギター、そしてオルフェウス室内管弦楽団の弦楽合奏曲(チャイコフスキーの弦楽セレナーデ)の再生では、UMU-131XSがHaydn GSEを越える場面が多くありました。
Haydn GSEとUMU-131XSは同じパッシブスピーカーではありますが、バックロードホーンのフルレンジ1発のマイクロスピーカーのUMU-131XSはHaydn GSEとは設計思想が全く異なっており、Haydn GSEとは異なるジャンルの再生芸術としてUMU-131XSはマイクロスピーカーの中で図抜けた存在であると思いました。

何よりも、Vienna AcousticsのHaydnの最新機種は実売価格で40万円を超えていますが、UMU-131XSはその8分の1の定価です。バックロードホーンでフルレンジ1発、そしてマイクロスピーカーという縛りがあり
かつ価格が普通のブックシェルフスピーカーの2分の1~8分の1という制約がある中で、UMU-131XSの奏でる音はそうした不利な条件をクリアした最適解であると思いました。

スピーカー自作派の方達がバックロードホーン、フルレンジ1発をなぜあそこまで愛好されるのか、マイクロスピーカーではありますが、実際にプロの長谷川さんが設計し製作されたものを聴いてみて、その理由がよくわかりました。
バックロードホーンによって低域が強化されていますが、フルレンジ1発は再生に誇張された帯域がない為に嘘がなく、自然であり、聴感上の生演奏に近い音がすると思います。

なお、UMU-131XSの再生にはデジタルアンプであるPioneerのA-70AとDENONのPMA-60を繋いで聴いてみました。
最近のデジタルアンプは低域のドライブ力と制動に優れていて低域が良く出る一方で、高域の伸びも自然で昔のデジタルアンプのようにデジタル臭さがないので、UMU-131XSのニアフィールドリスニングにはデジタルアンプが向いているように思いました。

感想は以上になりますが、未だに、こんなに小さなマイクロスピーカーから豊かな低域と自然な再生音が出てくるのには驚きを隠せません。
このスピーカーはパワードスピーカーではなく、パッシブスピーカーなのです。

長谷川さんとしても、マイクロスピーカーの販売には自信を持たれていると思いますが、定価の設定には苦衷も感じられます。
音の優秀さはもちろん、エンクロージャーの仕上げと製作の手間暇を考え合わせると、安過ぎるからです。

このような優秀なスピーカーを偶然に手にする事が出来て幸運でした。
長谷弘工業さんを知るきっかけとなったのは長谷弘工業さんが、ユニックブランドとして販売されているベンチバイスを購入したことです。
低品質の中華製品が席巻するハンドツール市場の中で国産の高品質なバイスを低価格で販売されているのが長谷弘工業さんでした。
それを手にしたことから、長谷弘工業さんがバックロードホーンを作っていることを知りました。
こうして偶然から手にした長谷弘工業さんのスピーカーは高品質な製品でした。

ありがとうございました。

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