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「ブルージャイアント」とUMU-191Mの10年。

漫画「ブルージャイアント」の連載が始まったのは2013年。
当時既にジャズ専用スピーカーUMU-191Mの企画・開発は始まっていましたが、当社に本機の企画を持ち込んでくれた三村哲弘氏が、この漫画の連載第一話を読んだ時、ジャズファンの同志を見つけたかのように共感したのだそうで、当時私にも熱く語ってくれました。

三村氏の一族は、戦前の新潟にジャズ文化を拡めた、本格オーディオショップの先駆者でした。
その血を継いだ三村氏もジャズとオーディオ文化を新潟から発信されています。
三村氏が長年通う新潟市古町地域の老舗ジャズライブバー「ジャズフラッシュ」様は、ジャズのライブを至近距離で楽しめる店です。

古くはジョニー・グリフィンの新潟ライブを実現させ、近年では山下洋輔トリオのドラマー森山威男氏、サックス坂田明氏、山下洋輔の後継者・スガダイロー氏、ジャズの帝王マイルス・デイビスのピアニストだったケイ赤城氏など、超一流ジャズミュージシャン達がライブで来店されています。

そのジャズフラッシュ様で聴けるジャズライブの熱気・迫力・生々しさを小型スピーカーでも再現したいと、当社に提案されたのがUMU-191Mなのでした。

ジャズフラッシュオーナー佐藤茂氏と三村氏は漫画ブルージャイアントの連載第一話を読んで共感。
三村氏はジャズ専用スピーカーに共感してくれる熱いジャズファンも必ず居る、10年続くロングセラーモデルを作れるとの自信が得られたそうです。

翌年、当社にて完成したUMU-191Mを三村氏がジャズフラッシュ様に持ち込み、佐藤オーナーのご協力もあってケイ赤城氏にじっくり本機を聴いていただくチャンスを得られました。
更にお褒めの言葉までいただきました。

自信を深めた私と三村氏は、真空管オーディオフェア及び寺島靖国先生のジャズ喫茶メグのイベントに招かれてUMU-191Mを持ち込みました。
その音質を大変気に入られ、即決でオーダーを頂いた寺島靖国先生からは「JAZZ Audio Fan’s Only」の名前まで頂きました。
これらにより「ジャズ専用スピーカー」に認定されたのです。

写真はジャズフラッシュ様に飾られているブルージャイアント作者石塚真一先生のサイン入りイラストです。

「ジャズフラッシュ佐藤様へ」と書かれています。

そして先月、ついにブルージャイアントがアニメ映画化。
現在公開されています。
三村氏と佐藤オーナーは初日に映画館で一緒に観たそうです。

ハンカチ無しには観られない程の傑作だったとのこと。

映画ブルージャイアントに感動した方ならば、ジャズ専用スピーカーUMU-191Mにも共感していただけると思います。

この機会にぜひ映画館へ足をお運びください。

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