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アナログの音が聴きたくて。②

皆さんは初めて買ったLPやCDを大切に持っておられるでしょうか?

1960年代のフランス人女性シンガー、シルビーバルタンが歌った「アイドルを探せ」は、私が買った初めての洋楽盤でした。

当時、私はまだ中学生。家にあったビクターのキャビネット型ステレオで、世界的に大ヒットした大好きなこの曲を何回も繰り返し聴いていました。金髪のシルビーの顔が可愛いジャケットもお気に入りでしたが、友人達に貸したりしているうちに行方不明になってしまいました。
アナログが復刻した今、そのドーナツ盤を無くした事を、今になって大変後悔しています。

そんな話を、先日来られた試聴室常連さんにお話したら、数週間後に「これ、しばらくお貸ししますので聴いててください」と何とシルビーバルタンの曲が入ったLP盤を持って来てくれました。
それは、懐かしのポピュラー曲を集めた5枚組LPで、シルビーバルタンの他にもパティページ、アンディ・ウイリアムス、ロス・インディオス・タバハラスなどの思い出ある曲が・・・。

家に帰ってすぐにアンプの電源を入れ、高鳴る胸を押さえながら「アイドルを探せ」に針を落としました。
シーン、と無音の後「ドッドッドッド~ンドド・・・」と、懐かしい豪華で独特な雰囲気のイントロが始まり、すぐに若きシルビーの魅惑の歌声が・・・。
口が廻らないように歌う、可愛いフランス語もこの曲の魅力です。
そのフランス語の歌詞を適当なカタカナで覚えて一緒に歌っていたのですが、今も忘れずに歌えました。

お客さものご厚意で、大好きな思い出の曲とアナログで再会できた。
お借りしている間にいっぱい聴かせてもらいます。

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