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かわいい訪問者たち。

先週、市内の小学3年生、15人ほどの企業訪問をお受けしました。

総合的な学習時間「たからのまち三条市」というテーマで、1学期から学習を進めており、身近にある三条市のお宝はものづくりの技や、仕事への情熱であるとの考えで、地元の会社見学を通じ、子どもなりの宝だと感じ取ることができたものを、自分の言葉でまとめる学習とのこと。

朝9時、中型のスクールバスが会社に横づけされ、かわいい生徒たちが入って来ました。

先生曰く、今の子供はスピーカーやオーディオという言葉自体も知らない子供もいるそうで、工場見学を通じ、スピーカーの仕組み、ものづくりの楽しさを解り易く説明しなければと思っておりました。

それにはUMU-191Mの素材から完成するまでを見学してもらうのが良いのではと、最初はカットソーでMDFの原板を切り取り、それをNCルーターで加工するところを見学してもらいました。

NCルーターで切り抜いた積層板を1枚ずつ重ねて、ボンドで接着する作業を見学。

作業者の説明に生徒たちは黙々とレポートを書いていましたが、中にはぎっしり書かれた文字が枠内に収まらずに欄外に書いている生徒も。

最後に試聴室で音楽を聴いてもらったのですが、今どきの小学3年生にはどんな曲を用意したら良いのだろう?と思案していたのですが、その場でリクエストしてもらうことにしました。

先生の「だれか聴きたい曲がある人?」にAdoの「Odo踊」とBTSの「ダイナマイト」のリクエストを受け、その曲を即座にスマホで検索してブルートゥースで流しました。

3曲ほど聴いた後で、先生が音の感想を聞くと「音がはっきり聞こえる」「音がキレイ」などと答えてくれました。

質問の時間では「1つのスピーカーを作るのに何時間かかりますか?」「今まで何台作りましたか?」

「なぜ長谷弘工業という名前なのですか?」。中には「スピーカーの真ん中の丸は、何のために付いているのですか?」と意外な質問もあったのですが、今どきのスピーカーは皆カバーがかかっているので裸のスピーカーユニットを見たこともない子もいるわけで、本格的オーディオ装置のない家庭が殆どなのだと実感しました。

1時間ほどの見学でしたが、「たからのまち三条市」というテーマの学習に役立ったことを願っています。

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