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エラールピアノの音色。

我が三条市の自慢がまた一つ増えました。

迎賓館赤坂離宮を含め、日本でたった4台しかないフランスエラール製のグランドピアノが修復を終えて現状復帰しました。約90年前に市内の高校で使われていたピアノで、いつしか使われなくなって廃棄されそうになったものを、寄付を募って修理に出されていたものです。

そのお披露目会の「Erardパトロンコンサート」に行ってきました。演奏はピアノの独奏で、アンコール曲を含め3曲だけでしたが、最初の1曲ベートーベンのピアノソナタ 第23番「情熱」は凄かったです。全体に凄い音量で左手の低域部は怒涛の低音でした。明らかに胴鳴りの鳴り方でピアノ全体が響いている感じでした。高域も国産ピアノのような煌びやかな鳴り方ではなく、落ち着いた響きでした。

終演後に演奏者と少しだけ会話ができましたが、やはりすごい音量だそうで、最初は弾くのが怖かったけれども、弾けなかった曲がこのピアノだと弾けるようになる凄いピアノだと話されていました。

このピアノがあることで中央から有名な演奏家を呼べると期待しています。

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